Yoga Life...

ヨガのある生活よって変化していく価値観

私の体のボスは私

カナダでがんになった筆者の関西弁に、気持ち重くなることなく読む進めることができたこの本。

20年近く前のカナダ生活を思い出し、それあるある!と共感することばかりの内容に、笑える力強さと勇気をもらいながら、最後は前向きな気持ちになれた📕

ちょうどこの本が発売された頃、別の病院で二度目となる針生検を受け、やはり癌に罹患したという事実と向き合っている時だった。

まさか私が。

このベタな言葉を、私自身も何度も繰り返していた。

 

それから時は流れたけれど、私は変わらずな生活ができている。

体の経過変化はなくとも、心は随分落ち着いていろんなことに向き合えるように変わってきている。

 

この本のなかで、抗がん剤治療中に医師に漢方薬を止めてくれと言われた彼女。

しかしその漢方のお陰で体調が良かった彼女は、助けられてるから止めたくないと言った。

そこで医師は、「そうなんや、オッケー」とあっさり承諾。

「もちろん、決めるのはあんたやで」「あなたの体のボスは、あなたやねんから」

でもこれはカナダでのこと。

正直、日本では私の聞くところ、不安でいっぱいの患者の思いに耳を傾ける姿勢で接してくれる医師は多くはない。医師に主導権があり患者は受け身。

私の経験としては、最初の病院の担当医がまさしくそうだった。

有名病院で腕は良いのかもしれないが、言葉はやさしい風でも、全く寄り添う感じはなく、まるで研修生に対しの実験のひとりにさせられるというような感じまでしてしまった。

更に、今すぐ手術しないと転移しステージも悪くなると脅すばかり。

私は素人なわけで治療に関して選択権などない。と

担当医師とのめぐり逢いはとても大切なこと。

治療内容はもちろん、その先の人生生活の差は大きくなると思う。

現代人の癌は珍しくない。だからこそ、手術はゴールではない。

その先サバイバーとしての人生は続いていく。

 

恐れを知らないというのは、恐れないことではない。

恐れを感じつつも、前進すること。

 

でも、不安に囚われないよう幸福感を感じていても、一瞬にしてそれを失うことを恐れてしまう。

光と闇は、常に共にある。らしい

 

誰にも分からないこの先のことを考え過ぎない様に、今に集中し今の喜びに目を向け、頭のなかを複雑にせず空っぽにしてみる。

 

身体が健康であれば、自然と精神も上向く。

精神が安定していれば、身体も言うことを聞いてくれる。

心と身体は一つ。

 

最新の西洋医療と東洋医療とのバランス

この先も、私にとってのベストな選択ができたらいいなと思う。